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栗に虫の卵があるけど正体は何なの?効果的な見抜き方っ!

秋になると、道端などでもよく落ちているのが『栗』ですよね縲怐I

あのイガイガの外見からはイメージ出来ない程、甘い味にトロけている人も多いと思いますが、いざ拾っていざ食べようと皮をむくと「何か中に虫の卵がたくさんある!!!」というビックリする事も・・・^^;

  • 卵の正体は一体何!?
  • コレは食べれるの?
  • 幼虫っぽい虫は何?
  • 実は食べれる生き物だった!?
  • 虫がいるかどうかのチェック方法!
  • 売っている栗は安全!?

などもまとめているので、気になる卵の正体を突き止めちゃいましょう!^^

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栗にある虫の卵の正体は!?

僕は以前ワクワクしながら買った栗を開けてみると、「エェ!!卵っぽいモノが多数ある・・」とビックリした事があったんです。普通に食べる実だけがあるのが当たり前と思っていたので、かなりビビリましたね・・

149046実はコレ、パッと見は卵っぽいですが、栗の実を食べるで通称:「虫糞(ちゅうふん)」と呼ばれる害虫の糞になります!

正直、虫が入っていたというだけでもイヤなのに、更に糞まであるとは勘弁して欲しい・・^^;

虫糞は食べれるの?

中国では、蛾(が)の幼虫の虫糞を乾燥させてお茶として飲むという文化があります。

コレらは虫糞茶(ちゅうふんちゃ)と呼ばれていて、味は全く臭みがなく香りがとても良い事から、東南アジアにも輸出されているんです。更に善玉菌を多く含むため、健康効果も高いという!

しかし、これらは枯葉などを食べて育つ幼虫に限定されるうえに、かなり加工に手間がかかるので、栗の中の糞を食べるのとは全く違うと言えますね・・^^;

一般的には糞は有害である事が多いので、控えたほうが無難かと思います。あまり気分も良くないですしね(笑)

栗の中にいる虫は何!?

張り切って栗を割って中を見てみると、「んっ?何か白い幼虫っぽいのがいる!!」という事もありますが、コレはクリシギゾウムシという甲虫の幼虫であるケースが多いんです。先ほどの、卵っぽい糞の主でもあります(笑)

ちなみにこんなルックスをしています。46秒辺りから映ってますね!

リスの好物みたいで、美味しそうに食べてます。コレは頼もしい・・

あまり聞き慣れないですが、こんな特徴があります。

  • ゾウムシ科の甲虫の一種で体長は約1cm
  • 栗の見の害虫として有名
  • 口が象の鼻みたいに長く、若い栗に差し込み産卵する

そして栗の中に産み付けられた幼虫は、栗の実を食べて成長します。成長し切ると殻に穴を開けて、土の中に潜って蛹(さなぎ)になるんです。

なんという事でしょう・・僕ら人間が食べる前に一足早く食べてしまうとは、何て酷い虫なんだ!(笑)

クリミガの幼虫の場合も!

コチラのクリミガと呼ばれる害虫も、夏の終わり辺りになると栗の実に卵を産み付け、栗を食べて大きくなります。

生息しているのは日本だと北海道以外で、幼虫の大きさは大きい個体だと17mmにもなり、少し大きくなるんですね!ただ割合はかなり少ないので、見つけたらラッキーかも?(笑)

クリシギゾウムシは食べれる!

少し話しがそれますが、この栗の中にいるクリシギゾウムシの幼虫は食べる事が出来ます!

小ぶりですが丸々と太っていて、かなり美味しいみたいなんですね縲恣坙{では一部地域ですが信州(現在の長野県)では食べていたんです。

信州は昆虫食のメッカで、

  • イナゴの佃煮
  • 蜂の子
  • スズメバチの蛹(さなぎ)
  • セミ
  • サザムシ

などを食べたりします。

しかし今は長野でもかなり限られているので、「みんな食べている」と思わない方が良いかと思います!地元民が不快に感じるケースもあるので・・^^;



そして気になるクリシギゾウムシの幼虫の味は、

  • 油をひいたフライパンで炒める ⇒ 栗味のポップコーン
  • 茹でる ⇒ よりジューシーになり栗の味が強くなる(プチュっとなる)
  • 踊り食い ⇒ 苦味がありあまり美味しくない(噛まれる恐れアリ)

という感じで、炒めて食べるのが1番美味しいみたいですね縲彌r

そしてやはり栗を食べて成長しているだけあって、栗の味がするのが面白いです(笑)今では信州以外でも、虫が好きな人は普通に食べている人もいます。

多い場合は、1個の栗に5匹以上も入っている事があるので、コレはある意味ご馳走が増えたと言っても過言ではないですね(笑)

虫がいる場合はどうする?

046963栗は買ってそのまま置いておく人も少なくないと思いますが、中に虫がいた場合ドンドンと中の栗を食べてしまうので、すぐにでも対策をしたいトコです!

まずは「栗に虫がいるかどうか?」を見分ける方法を紹介して行きますね。

中に虫がいる場合の見分け方!

それは、栗の表面全体を見て小さい穴を見つけるという方法。

  • 穴がある ⇒ 既にその穴から出てしまってる可能性が高い
  • 穴はない ⇒ まだ内部に幼虫がいる事が多い

つまり穴が空いていれば中に虫はいないけど、既に中身を食べられているという感じ。逆に穴がない方が、まだ栗を食べて成長している途中と言えるので、実は残っているかもですが虫もいる可能性が・・

そして栗の数が多くて大変な時に、1番簡単な見分け方は、水を張ってそこに漬けてみるという方法です!

  • 栗が浮かんでくる ⇒ 虫に食われている
  • 栗が沈む ⇒ 虫に食べられてない

という分かりやすい違いが出るので、これなら見分けが簡単ですね縲彌r

ただこの方法だと、幼虫が小さくて成長し切ってない場合は、マレに水中で沈んでも中に幼虫がいる場合もあるんです・・^^;

ちょっとややこしくなってきたので、次のチェック方法をする事で全て解決します!

管理人オススメの方法!

  1. 水に浮かべて沈んだ栗だけを選ぶ
  2. キッチンペーパーなどで濡れた栗を乾かす
  3. 茹でるなどして加熱処理をする

という流れが、虫や卵を効率良く発見出来て、かつ死滅出来る可能性が高いと言えます。

後は、出来るだけ0度に近い温度で冷蔵、冷凍するというのも活動が止まるので効果的です。

そして細かいですが、栗を水平な場所に置いて並べた時に、粉っぽいモノが下に出ていたら虫に実を食べられている可能性が高いと言えるので、余裕がある場合はあわせて試してみてください!

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野生の栗は特に注意!

山や道端で拾った栗は、ほんとど虫に食べられているといっては過言じゃない位、被害に合っている事が多いんです。割合で言うと、何と約80%!かなり多いですね(笑)

181755なので、虫の処理である通称『虫出し』が必要になるワケですが、ヤマグリという2cm弱の小粒の栗の場合は、コチラの手順でも虫出しが可能です!

  1. 日が当たらない日陰で2週間ほど干す
  2. 殻の表面が乾燥して凹むまで干す
  3. 中に虫がいる場合はニュルっと自分から出てくる

そして、出てきたトコロを捕まえて集めて、フライパンで炒めるという流れです。

中には、栗を食べながらツマミとして炒めたクリシギゾウムシの幼虫を食べる猛者もいる位なので、下手したら糞も食べてる人もいるかもですね・・^^;

売っている栗は大丈夫なの!?

今まで栗に入った虫や卵みたいな糞を紹介してきましたが、「野生の栗以外にはどんな栗に注意すべき」なんでしょうか?

それがコチラ!

  • 山の駅や道の駅で販売されている栗(燻蒸処理をしてないため)

燻蒸(くんじょう)処理というのは、簡単に言うと殺菌するための薬品処理の事で、自然のままの状態を売りにしている栗の場合は、この処理がされていないので虫や卵がある可能性が高いワケです。

そしてスーパーで買った栗だからと言って、安心は出来ません。買った全ての栗が虫にヤラれていたという事は珍しいですが、例えば20個入りの内2,3個に入っていたというのは、よくあるんですね・・^^;

ちなみに僕が買ったのにも、2割ほど虫にヤラれていてそのうちの半分に虫が入っていました!

細かくは栗の栽培農家にもよると思うので、ラベルなどで「農薬を使用しているかどうか?」を表記しているか確認するのも手かと思います。

どうしても虫がイヤな場合は!?

そうは言っても、「どうしても虫が無理だ!」という人は、殺菌処理された栗を選ぶしかなさそうですね・・ただその場合は、虫がいない代わりに農薬を浴びているので、「どちらが本当に良いのか?」は判断が難しいトコです^^;

まぁ少量を食べただけでは、人体への影響はほとんどないと思いますが、量が多いと分からないですからね縲彌r


最後に

栗に入っている虫や卵っぽい糞について、かなり詳しく見てきました。恐らく今後の人生において、コレほど栗の虫について考える事はないかと思います(笑)

しかし、農薬と虫などの害虫とのバランス問題は、栗に限らずありますが、見方を変えれば虫も食べたい程、新鮮で美味しいモノとも考えられますよね。僕もそこまで虫が好きではないので毛嫌いしてた部分がありますが、これからはその辺りも意識してみたいと思います!

あなたにとっても、何らかの気付きがあれば、僕も嬉しいです^^

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