魚料理と言えば、刺し身やフライもイイですが、魚の開きも美味しいですよね縲怐I秋刀魚(さんま)の開きや、アジ、サバの開きなどたくさん種類がありますし、フライなどでもよく見られる加工法になります。
この馴染みのある魚の開き料理ですが、食べる時はつい骨や皮がグチャグチャになって汚い感じになってしまうんですよね・・・^^;
特に魚の食べ方に関しては、マナーや作法などよく言われる食べ物なので、ちゃんと知っておきたいという気持ちもあったり。。
そこで「魚の開きの正しい食べ方ってどんなんだろう?」と気になったので調べてみました!
『あまり知られてない美味しい部位』や『意外なマナー違反』についても書いており、知っておいて損はないので最後まで楽しんでいってください^^
魚の開きの正しい食べ方!
まず、大まかな流れとして、頭から尻尾にかけて食べるのが基本的な食べ方になります。
頭側の部分は栄養価が高くて美味しいので、順番に美味しいトコから食べて行きましょう!
ちなみに、みんな大好きの大トロも、頭に近い側になります(笑)
この動画でもアジの開きを食べています!
結構苦戦してますが、次に紹介している順番と大体同じ手順で食べているのが分かりますね縲彌r
具体的な開きの食べ方の順番はコチラです!
- 骨の少ない下身背側から食べ始める
- 背骨を取り除く
- 上身半分を食べる
- カマやエンガワ部分も食べる
- 背骨に付いている身を食べる
1つずつ詳しく説明していきますね。
①骨の少ない下身背側から食べ始める
ココはトロみたいに脂が乗っていて非常に美味しい部位なので、大根おろしや醤油と一緒に楽しみたい部分です。
柔らかく肉の厚みもあるので、食べ方を知らなくても1番最初に食べたくなる部位ですね(笑)
大体、赤枠内の辺りになります。
皮ぎし部分も忘れずに!
そして、皮ぎしは脂や旨味がギュッと詰まっているので、魚好きな人程、好んで食べる人も多いんです。
ただ、家で魚を焼く場合は表の身の部分だけじゃなく、裏側の皮も焼かないと生焼き状態になるので、注意してください!
②背骨を取り除く
下半分を食べ終えたら、次は大きな背骨を取り除いていきます。
背骨は大きいので、取るというよりは『身の部分と背骨を分ける』というイメージの方が近いかと思います。お箸だけで取りにくい場合は、手を使って取ってみて下さい!
手を使うのはマナー違反?
行儀が悪いように見えますが、どうしてもお箸だけじゃ骨と身を外すのは難しいので、手を使っても問題はないのです。
ただし、汚れた手はお手拭きや懐紙で拭く事を忘れずに!
ちなみに、一番最初に背骨を取り除くのはマナー違反になるので、会食の席などでは控えた方が無難です。
と言え、最初に骨を取り除いた方が食べやすいと言えるので、家や友人と食べる際はアリかと思います!
③上身半分を食べる
背骨を取ったら、美味しい上身部分も食べやすくなるので、同じように頭側から食べて行きましょう。開きの上半分の部分ですね!
同じく赤枠内の部分になります。
魚の開きはご飯と一緒に食べる事が多いと思うのですが、ご飯が一気に進んでしまいますね!僕は大体この時点で、2杯目に突入しています(笑)食べ方もに関しても、身を食べるだけなので、特に難しくないかと思います。
④カマやエンガワ部分も食べる
あまり聞き慣れない部位ですが、ココも栄養たっぷりなので、場所を覚えて美味しく頂いちゃいましょう!
- カマ・・・エラ横の付け根辺りで、脂分が多くて美味しい部位
1匹の魚から少量しか取れないのですが、刺し身などに向いてないため、スーパーの鮮魚コーナーでも安く販売されているんですね。奥様達に人気の部位なので、競争率は高めです!
そしてアジの開きの場合は、カマ部分にかなり細かい小骨が多いのでキレイに取り除いてください。まぁ「面倒だから」と言って、骨と一緒に食べる人も多いみたいですが(笑)
- エンガワ・・・ワヒラメやカレイのヒレを動かす筋肉の部位
コリコリした食感が特徴ですが、1匹から4貫分しか取れない程貴重な部位で、大トロ並の値段を付けているお寿司屋さんも少なくない部位になります。
開きで言うと、1番上の部分と1番下の部分になるのですが、お箸だけだと食べづらいので、ココも手で抑えながら食べると良いです!
寿司でも馴染みのあるエンガワですが、一般的には『エンガワ=ヒラメのえんがわ』と言われています。ちなみに回転寿司では、安価なカレイのエンガワが使用されていたり・・・^^;
⑤背骨に付いている身を食べる
魚に限らず、骨に付いている身や肉というのは、決まって美味しいんですよね。
ココの部分は文字通り、背骨にシッカリと付いていて食べ辛い部位なので、お箸を使いながら上手に骨と身と分けながら食べて行きましょう!
あまり上品ではないですが、家などで気軽に食べる場であれば、骨を持って吸い出すように食べると効率良くキレイに食べれたりします。外食の場では、控えてくださいね(笑)
お箸選びも大事!
逆に、割り箸みたいに先が四角くなっている箸だと、食べにくい事がと言えます。僕は割り箸が好きなので、開きを食べる時は気を付けます・・^^;
目玉も食べる?
とは言っても、苦手な人はダメだと思うので、目玉はお好みでどうぞ縲彌r
魚を食べ終えた後はどうする?
せっかくキレイな食べ方をしても、食後にグチャグチャになってしまっては、汚い印象を与えるのでもったいないと言えます。
最後の最後まで、汚くならように綺麗な食べ終わり方を2つ紹介してきます。
①残った骨や内臓を一箇所にまとめる
お皿全体に散らばっていては汚くなってしまうので、端っこの方に一箇所にまとめておくと上品に見えます。
皮も出来るだけ食べた方がマナーとしては良いですが、残てしまった場合は、骨などと一緒にまとめておくのが良いですね!
②懐紙がある場合は、骨を包んで隠す
会席料理などでは懐紙も付いてくるので、残した骨や内蔵などを覆い包むとよりスマートになります。
お店の人も「あっ、この人はしっかりしてらっしゃるわ!」と思う事間違いなしです(笑)
魚の開きの豆知識!
- ①背開き ⇒ 魚の背中側から包丁を入れ、腹でつながった状態にする
- ②腹開き ⇒ 魚の腹側から包丁を入れ、背でつながった状態にする
という違いがあるんです。
背開きはサバの塩蔵品や、サンマやスケトウダラの塩干品に用いられる加工法で、腹開きはほとんどの干物で用いられている一般的な開きスタイルになります!
スーパーで売られている開きなども、こういう目線で見てみると色々違いが分かって面白いですよ!^^
まとめ!
①骨の少ない下身背側から食べ始める(皮ぎしも美味しい)
②背骨を取り除く(手を使っても問題なし)
③上身半分を食べる
④カマやエンガワ部分も食べる
⑤背骨に付いている身を食べる(細い箸を使うと良い、目玉はお好みで)
【魚を食べ終えた後】
①残った骨や内臓を一箇所にまとめる
②懐紙がある場合は、骨を包んで隠す
という感じで、『魚の開きの食べ方』について詳しく見てきましたが、何となくは分かってはいるつもりでも、結構知らない事が多かったので、普通に勉強になりましたね!
最近はチェーン店系の和食屋でも、アジの開きなどを出している店がありますが、正直「うわ、この人の食べ方汚いな・・」と思われない食べ方であれば、そこまで問題ないかなと感じています。
というのも、あまりマナーの良い食べ方にこだわり過ぎても、せっかくの美味しい魚が何か窮屈に感じてしまいますしね^^;
とは言え、アジの開きなどは日本が誇れる素晴らしい食べ物だと思うので、感謝しながら大事に食べて行きたいですね。
何かこの記事を書いてたら食べたくなってきたので、ちょっと開きを食べに行ってきます!^^ もちろん綺麗な食べ方で食べてきますよ縲怐i笑)
魚のおまけ情報!
魚を食べていると、たまに骨が喉に刺さってしう時ってありますよね・・・そういう時のための効果的な5つの対処法についてもまとめているので、合わせてどうぞ!^^
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