夏になると長いお盆休みがあるので嬉しいですが、それと同時に色んな行事が重なる時期でもありますよね。『初盆』と呼ばれる法事もその内の1つですが、聞いた事はあっても「実はよく分かっていないんだよね」という人も、少なくないんじゃないかなと思います!
ザックリ説明しますと、故人がお亡くなりになってから初のお盆という感じ。その際に包む必要があるのが『香典(こうでん)』なんですが、「金額はいくらが良いのか?」と、ふと疑問に感じたんです。
僕も最初「香典にいくら包んだらイイの?」という疑問があったのですが、どちらかと言うと「いくら包むのが常識的!?」を知りたい事に気付きました!ちょっと面倒だし「その都度親が教えてくれるから、別に覚えなくてもイイや」と思ってしまいがちですが、いい大人は知っておくべきかなと・・^^;
せっかくの機会ですので、ちゃんと人に説明出来るレベルになれるように、詳しく紹介していきますよ!知らず知らずのうちに「マナー違反をしていた!?」なんて事にならないように、チェックしてくださいね!
- 一般的な相場はどの位!?
- 兄弟の額はいくらになるの?
- 身内の場合は高くなっちゃうの?
- 額を決める際のポイントも紹介!
- 少し高値の金額になる時ってどんな時?
- 額を揃えるケースも!
- 連名にすべき時、避けるべき時の違いって何?
- 孫の場合はどうすべき?
- お金じゃなく物を贈る風習も・・
というラインナップでお送りしますので、この際、正しいマナーを身に付けちゃいましょう縲怐I^^
初盆の兄弟の香典の金額はいくら?
まず一般的な相場の金額としては、
- 約5,000円縲鰀20,000円(会食ありの場合)
- 約5,000円(会食なしの場合)
になります。
会食というのは、法要が一通り終わった後に用意されている、参列者みなで頂く食事の事を指します。ある場合はその食事代も込みの値段になるので、約2倍ほど高くなるのが一般的です。
世間的にはこの辺りが常識的な範囲になると言えますが、亡くなられた故人との関係性にもよって変わってくるので、その辺を詳しく見ていきましょう!
兄弟の香典はいくらが相場なの!?
血縁関係があってかつ、かなり近い存在である兄弟・姉妹の場合は、このようになります。
- 約20,000円縲鰀30,000円(会食アリの場合)
- 約5,000円縲鰀10,000円(会食なしの場合)
他にも兄弟がいる場合は、事前に一緒に「いくらにするのか?」を相談した上で決めるのもアリかと思います。
具体的な金額を決める時のポイント!
そんな時は、コチラを参考にしてみてください。
- 元気だった時にどの位付き合いがあったのか?
- どれ程、お世話になっていたのか?(目上の人の場合)
- 個人的にどの位、人として好きだったのか?
大体の額はありますが、そこから先の部分になると、個人的な感情によって決めてしまっても良いかと思います。
元々、故人を偲ぶという法要なので、そのへんを考慮してもなんら不自然な事ではないですからね!
一口に『兄弟』とは言っても、
- 年が一回り近く離れていて話す事がほとんどなかった
- 年子で何でも話せるような存在だった
この両者でしたら、また全然違ってきますからね。。
その他の身内の場合!
故人との立場が近ければ近いほど、何となく金額も高くなってきそうな気もしますが、実際どうなんでしょうか?
- 父、母 ⇒ 20,000円縲鰀30,000円(兄弟がいる場合は、一緒にお供えで約3,000円)
- 祖父、祖母 ⇒ 20,000円(お供えで約3,000円)
- 友人の両親 ⇒ 5,000円縲鰀10,000円
- 上司 ⇒ 3,000円縲鰀10,000円
※この金額は会食が用意されてる場合ですので、ない場合は半分ほどで良いでしょう。
基本的に血縁関係がある場合は、別途お供えとして3,000円程度、必要となります。
相場よりも金額が高くなる場合ってどんなケース!?
先ほど紹介した価格帯より、気持ち多めに出した方が良いケースというものが存在します。
具体的にはコチラ。
- 故人と付き合いが長くかなり親しかった
- 個人的にお世話になった
- 開催会場のグレードが高い
- ホテルでの開催(料理のグレードが高くなる傾向にあるため)
などなどですが、深い関係があればあるほど心情的にも多く包みたくなるので、分かりやすいかなと思います!
過去に頂いた金額に合わせるケースも!
なので、『過去に頂いた額と同じ額を包むのが普通』という場合も、地方によっては存在したりします。その場合は「会食付きだったか?」を確認してみて、調整するのが良さそうですね。
一度、両親に確認と相談をしてみて下さい!
お供えがある場合は変わってくる!
香典とは別にお供え物を持っていく場合もありますが、その際は香典の金額が少なくても済むというケースが多いです。
故人との関係性を再確認して、調整してみてくださいね!
夫婦で出席する時は連名で!
コレはそのままですが夫婦揃って初盆に参加する場合は、1人ずつ用意するのではなく、2人で1つの香典(不祝儀袋)にするのがというモノです。
その他にも、
- 3縲鰀4名で連名にする
- 5名以上で連名にする(会社関係など)
というケースもあります。
連名を避けた方が良い場合!
理由としては、夫婦と違って住所が異なるので、香典返しの際に遺族側で「どちらに送ったら良いのか?」を調べる手間が発生してしまうからです。
ですので、その際は香典を2つに分けた方が、先方にとっても嬉しい配慮と言えますね。
孫の場合はどうする?
故人との関係が孫、ひ孫にあたる場合は、親戚と事前に相談した上で数字を決めて、揃えるというケースも多いみたいです。
年齢などによっては親が用意してくれたりする事もあるので、そこも両親と要相談ですね。ただ、若いうちからこういう法事に触れておくと、色々知る良い経験になるので良さそうですね^^
文句を言われるケースも!?
この辺りの金額は、先ほど紹介したように大体の相場というモノが存在しますが、地域や家柄によっても、かなり値段が変動したりします。なので周りの人に確認するのも良いですが、ストレートに本人に聞くというのも1つの手かもしれません!今回の場合ですと姑さんですね。
ただ考え方次第では、ちゃんと言ってくれて良かったという意見もあるんです。どういう事かというと、他の親戚と比べて金額が多かったりすると、姑の立場がなくなるから。
これからも姑とも長い付き合いをしていく必要もあるので、「長い目で見たら親切」とも取れるかもしれません。色んな意味でも、感情的にならない方が良いかもですね!
香典のお札についてのマナーまとめ!
包む額は分かったけど、『その他にも気を付けないと行けない点』って気になりますよね。マナー違反にならないように、チェックしてみてください!
- 縁起が良くないとされている「四」「九」の金額は避ける
- キリの良い数字にする(最小単位は5000円札以上にする)
- お札の向きを統一する
- 新札を使わない(折り目を付けておく)
- キレイじゃないお札は控える(破れている、汚れている、シワが多過ぎるなど)
意外とまとまったお札がない時は、1000円札とかも使いたくなりましが、例えば5,000円の場合は1,000円札を5枚というのは一般的ではないので、控えたほうが無難と言えます。
少し手間でも5,000円札を手に入れて、使うようにしてみてくださいね!
現金じゃないケースもあるの!?
実は香典=現金を包むというイメージがありますが、一部地域によっては近い親族が提灯を贈るという事があるんです。
- 初盆の時だけ白いカラーにする
- 家紋を入れる
- 柄やデザインも入れたりする
という風に色んなバリエーションもあるんですね縲彌r
初めて贈る時にはその辺りがよく分からないと思うので、地元の葬儀屋や仏具店にオーダーを頼むと、その地域に合った提灯を作ってくれるんです!
最近では飾るスペース的な問題でこういう風習は減ってきているみたいですが、何とも風情がありますよね縲彌r
まとめ
初盆の香典について深掘りして見てきましたが、「意外と高くないんだ!」と思った方もいるんじゃないでしょうか。ただ包めばイイって
そして香典はあくまで参列する側の事になりますが、施主側はもっと色々と気を揉む必要があるので、大変ですよね。最近、初めて施主を務めた同級生の友人も、精神的に参っていました・・^^;
一方で日本の行事は、それぞれの呼び名から一つ一つの行為にまで、かなり細かい意味があるので、「昔の人は本当によく考えたな縲怐vと感心しちゃいます!と同時に、「ややこしいな。。」と感じてしまう面もありますが、知っておいても損はしないので、忘れずに覚えておきたいトコですよね^^
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