家族が亡くなってから初めて向かえるお盆をその名の通り『初盆』や『新盆(にいぼん)』と呼びますが、初めて迎えるイベントだけあって、バタバタしちゃいがちです。特に施主は、家族を代表し参列者に対しての挨拶も担当する必要があるので、緊張してしまいますよね!
しかもこういう役割って、人生においてしょっちゅう経験する事でもないですし、ちゃんとした服装をした親族が一同に集まっていて独特の雰囲気があるので、ついビビってしまいます・・^^; 特に新盆に関しては故人が亡くなってから初めてなので、親族以外にも親しい友人を招くケースも多いのが、更にプレッシャーに。。
ただ、事前に準備や心構えをしっかりと行っていれば問題ないと言えるので、具体的な挨拶の例文や構成などを紹介していきたいと思います。今回は、参列者のみんな一緒に食事をする会食時のケースを中心に見て行きたいと思います。
- ズバリどんな内容を言えばイイの?
- 具体的な構成&例文も紹介!
- 大事なポイントって何なの!?
- 献杯がある時はどうする?
- 食事が終わった時は何て言う!?
- 真似して欲しい裏ワザとは・・
- 会食なしの時は!?
なども詳しく掘り下げているので、不安を解消してから本番に臨んでくださいね!^^
初盆の食事の際の挨拶はどうする!?
法要が終わり落ち着いたら、次はリラックス出来る会食(別名:お斎(おとき)の時間になりますが、ココでも施主の挨拶が待っています。
まず気になるのが「一体どんな挨拶をすればイイのか?」ですよね。一般的な挨拶の例文を紹介しますので、参考にしてください!
まず構成としては、このようになります。
- 参列者への感謝の気持ち(お礼)を伝える
- 故人が亡くなってからの時間の経過や軽いエピソード
- 「今後ともよろしくお願いします」というお願いの一文
- 改めてお礼を述べる
- 「食事を楽しんでいってください」という締めの一文
こうやって見てみると少し難しく感じるかもしれませんが、例文を見れば分かりやすいと思うので、早速紹介していきますね!
マネしやすい方をアレンジして、お試しださい!
- 「本日は本当にお忙しい中、○○(亡くなった人と施主の関係、例;父)の初盆にご参加頂きありがとうございました。おかげ様で無事に○○の法要も終えれまして、○○も安心している事でしょう。これからも変わらぬご指導の程、よろしくお願い申し上げます。
それでは粗宴の場を用意しておりますので、どうぞごゆっくりご歓談ください。ありがとうございました」
- 「本日はご多忙の中お集まり頂きまして、ありがとうございます。こうやって皆様のおかげで供養の席を終えるができ、○○も喜んでいる事と思います。
今後も変わらぬご指導のほど、よろしくお願いいたします。
ささやかではありますが、○○の思い出話しでもお聞かせ願えればと思います。本日はありがとうございました。」
ちゃんとした正しい型というモノはあるようでないのですが、上記の様な流れだとキレイにまとまって違和感がないので、オススメです!
後、シーーンとする場ではないので、参列者同士で歓談をスタートさせやすいような、柔らかい雰囲気を作ってあげてください。
盛り込んで欲しい言葉!
先ほどの例文にも書いていますが、
- 『故人名』を何度も言う
- 『初盆』も何度も言う
などをする事によって、丁寧に感じられますし、聞いている側も故人との思い出を振り返りやすくなったりするので、盛り込んでみてください。
この辺りは初盆に限らず、言い回しを変えるだけで『3回忌』などの時にも応用が効くのもポイント!自分の中で上手く出来た感触があれば、次回のためにメモを残しておきましょう^^
経験上また最初から考えるのは、ちょっと面倒ですしね・・(笑)
文を考える時のポイント!
というのも「難しい言葉で言おう、言おう」とすると余計にプレッシャーになり、見ている方まで気を使ってしまうんですよね。
あくまで「参加してくださってありがとうございます。今日はくつろいで行ってください。」と伝えれればOKですので^^
献杯(けんぱい)がある時は何て言う!?
あまり聞き慣れない言葉が出てきましたが、コレは簡単に説明すると「乾杯」の法事バージョンの言い方になります。
葬儀の場では、献杯と呼ぶので覚えておいても損はないと思います!
さて、この時は献杯の挨拶を担当してくれる方にバトンタッチをする形になるので、その場合の例文を見て行きましょう。
- 「これより、ご参列いただいた皆さんと共に○○を偲んで行きたいと思います。それでは○○の友人の○○様に一言頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」
もちろん事前にお願いしておく必要がありますが、年配の人はこういう事に慣れていたりするので、心強いですよね!
会食終了後の挨拶は!?
食事の挨拶は始まり時だけではなく、終わる時にも行うのが一般的です。合計2回ですね!
そして初盆の法要は自宅に招き入れてから食事をする事が多いので、終わりの挨拶も自分自身で行う事になります。一通り場が落ち着いたら、「終わりですよ」という内容をお知らせします。
その際の例文はコチラ。
- ①「そろそろお開きの時間となりましたので、以上を持ちましてお開きとさせて頂きたいと思います」
- ②「宴も酣(たけなわ)でございますが、お時間が近付いて参りましたので、これにて終わりとさせて頂きたいと存じます。」
という感じで、シンプルに伝えれればOKです!内容的には「本日の法事は以上で終わりです」という意味が込められていれば特に問題はないので、他の挨拶文と比べてだいぶ気が楽と言えますね!
ただお酒を進められた挙句に、ベロンベロンにならないように注意してください(笑)最後まで気は抜けませんので、適度に!
終わる際の声は大きめがオススメ!
酒好きの人が多い場合は、全員が聞こえるように声を張る事をオススメします!
ちなみに僕の親戚は酒飲み率が高く、法事の度に尋常じゃない量のビールが消費されるので、女性陣がヒヤヒヤしています・・^^; まぁシンミリし過ぎるのもアレなので、適度にワイワイする方が故人にとっても良いんでしょうかね^^
最後の締めの言葉も!
長かった一日の、本当に最後の締めの挨拶文になります。コチラもそこまで長い必要はないので、頑張って行きましょう!
- 「まだまだ未熟ではございますが、これからも家族一同、力を合わせまして歩んで行きますので、今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。」
という感じで、「最後の最後まで感謝の気持ちを忘れずに」という内容になります。
先ほどの、食事終わりの挨拶と一緒にくっつけるのもアリですね!ちょっと長くなりそうな場合は、ひと呼吸おいてから、繋げてみてください。
食事をしない場合はどうする?
地域や場合によっては、みんなで食事をする場を設けないというケースもありますが、そういう場合は別途、持ち帰り用の品を用意しておくケースも少なくありません。
挨拶の内容としましては、
- 「本日は誠にありがとうございました。ほんの気持ち程度ですが、お礼の品をご用意いたしましたので、お持ち帰りくださいませ。どうぞお忘れモノがございませんようお帰りください。」
と伝えるのが良いと言えます。
- 今日のお礼の言葉
- 謙遜の言葉
- 今後共よろしくお願いします
という流れになりますね!
上手く挨拶出来る自信がない方へ・・
どうしても人前に出ると赤面して「上手く話せない・・」という方も少なくないと思います。どちらかと言うと僕もそっちのタイプなので、よ縲怩ュ気持ちは分かります・・^^;
そういう時は恥ずかしがらずに、メモ書きを用意しておきましょう!
挨拶の途中で言うべきセリフを忘れてしまうより、メモを見てでもスラスラと言えた方がよほど良いですからね縲彌r
この辺りは何となく結婚式の友人代表のスピーチとも似ている気もしますが、勢いで何とかならないケースも多いので、しっかりとした準備を!(笑)
まとめ
初盆の挨拶について詳しく見てきましたが、紹介してきたようなポイントを抑えておけばそこまで難しくないんじゃないかなと思います。
更に余裕があれば、『故人の趣味』『故人と参列者との軽いエピソード』なども入れると、バラエティに富んだ挨拶文になります。
初めて迎えるお盆だけあって集まる賛同者も多くなるケースが多いですが、ちゃんと心構えと準備をしておくと、より良い法要になるかなと!頑張ってくださいね、遠くから応援してますよ縲弯^
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