職務質問と聞くと「あの面倒なヤツか・・」と悪いイメージを持つ人が多いかと思います。実際僕も学生の頃、自転車に乗っていただけなのに3日連続で職務質問を受けるという経験をしました・・・
今思えば「どんだけ怪しかったんだよ!」と思いますが、当時の警察官に対する怒りは相当なモノだったのを覚えています(笑)時間がある時ならまだしも、仕事や急用がある時だと、たまったモンじゃないですよね^^;
周りに聞いてみると、同じように職務質問をされて不快な思いをした友人が多かったんです!そんな話しをしている時に「職務質問って拒否出来るらしい」という話題になったので、詳しく調べてみました!
- 高い確率で拒否できる3つの方法
- 撮影するのはアリなの?
- 弁護士が拒否してみた結果
- どんな法律が関係しているの?
- 職務質問を拒めない理由は何?
などを紹介しているので、自分の身を守るために知識として知っておきましょう!^^
上手く拒否出来る3つの方法!
まず結論から言っておきますと、現在の法律上だと職務質問を拒否する事は非常に困難と言わざるを得ません。
一応建前としては「職務質問=任意」で強制力はないとされていますが、だからと言って質問された側は必ず拒否出来るかというと、それはまた別問題なんですね^^;
コチラが拒否しても警察官は簡単に「そうですか、分かりました」と引き下がる事はまずないんです。そればかりか、余計に質問攻めにしてきたり、避けようとしてもしつこく追いかけてきたりします・・・
その理由については後ほど詳しく見ていきますが、まずはコレらを踏まえた上で、実際に上手く拒否出来た方法を3つ紹介して行こうと思います!
ただし、職務質問された理由やタイミング、対応した警官によって対応がガラッと変わってくるので、実践する際は必ず自己責任でお願いいたしますm(_ _)m
方法その①:自宅に入ってしまう
先ほどの通り、職務質問は任意上の行為となっているので、その場から立ち去ろうとするのを無理矢理、強制的に止めることは出来ません。
そこで警官に質問に応じながら、説得を受けながら自宅方向に歩いて行き、そのまま自宅に入ってしまうという方法があります。さすがに自宅内に入ってしまえば、いくら職務質問だからと言っても、令状がなければ勝手に侵入する事は出来ませんからね!
ただ、警察官に自宅の住所を知られてしまったり、自宅近くじゃないと使えない、というデメリットもあります。
そしてあまりにも怪しまれると、改めて警官が自宅を訪問するという可能性もないとは言えません。特に近辺で凶悪犯罪が起こって犯人が逃走中だったりしたら、警官も「犯人を捕まえる」という建前があるので仕方ないと言えます・・
方法その②:逆にコチラから質問をする
警官に何を質問されても一方的に、
- 「知りません。」
- 「答える必要はないです」
- 「私はあなたに要件がないので失礼します」
という風に断固拒否してしまう方法もあるのですが、他の警官を呼ばれて交番まで連れて行かれたりと、事態が悪化する事も少なくありません。
そこで、コチラ側から質問するという方法が出てきます。質問される側から、する側に回る感じですね!
具体的な質問例をいくつか紹介します。
- 「所属先は何処なんですか?」
- 「あなたの名前は?住所はどこですか?」
- 「本当に警察官ですか?警察手帳を見せてください」
- 「警察のIDを教えてください」
- 「どういう理由で私に職務質問をしているんです?」
注意点としては、あまり感情的になると警察官もスイッチが入ってしまう事も多いので、淡々とした態度を取る方がスマートかと。
動画を撮るのはどうなの?
記録を残すためであれば、録音でもある程度は効果的と言えるので、そちらをオススメします!
僕は面倒くさがり屋なので、こういう方法は試した事はないですが、警察官によっては効果的と言えるかもしれませんね。ただ向こうが諦めそうにない場合は、納得行かなくても大人しく言う通りにした方が、早く解放されるかと思います・・^^;
いちおう先方も声をかける理由があって行っているので、変に粘ってしまうと結局、結構な時間を取られたりしますからね。。
方法その③:警察官から信用を勝ち取る
コレは職務質問される前にやる必要があるのですが、声をかけられそうだなと思ったら、先にコチラから警察官に話しかけるという方法にあります。
話しかける内容としては、
- 挨拶をする
- 道を聞く
- 差し障りの無い世間話をする
という普通の事で問題ありません。いくら警察官と言えども人間なので、「自分から警官に話しかけるような人が、犯罪を犯すはずがないだろう」という心理状態になるんですね。
よく同じ交番の警官に職務質問される人は、日頃から挨拶や世間話などを行うのもアリかと思います!よく年配の方が話しているのを見かけますが、別に若者が話しかけても不自然じゃないですからね〜
ひょっとすると良い警察官だったら、イメージが変わるかも^^
弁護士が拒否してもダメなの?
でも、「へ〜そうなんだ」という感じで、特に一般の人と対応は変わらなかったと言っていました。もちろん最初に拒否をしたのですが、質問は止まりません。
そればかりか「弁護士である証拠は?バッジとか持ってるの?」と色々ツッコまれて、余計面倒だったとの事!
何でこうゆう風になるかと言うと、職務質問を逃れたいがために嘘を言う人が多いみたいで、深くツッコまざるを得ないのですが、後で弁護士の名刺を出すと少し態度が変わったらしいです(笑)
実際にそうだったとしても、わざわざそれを言う人はほとんどいない感じでしょうしね。。
職務質問にはどういう法律がある!?
職務質問に該当する『警察官職務執行法第2条』に書かれている内容を、簡単に要約すると次のようになります。
- 『警察官は、明らかに怪しい挙動をしたり犯罪をおかしそうな人を見つけたら、自分の判断でその人を立ち止まらせて質問する事が出来る』
法的な根拠としてはこのように記されてます。
ただし、刑事訴訟法では原則として捜索には令状が必要とされているため、実質的には「職務質問=任意」になっているんですね!
何で任意なのに拒否出来ないの!?
僕が1番気になったのはこの点なのですが、職務質問は任意なのに、拒否したり軽く流しているとかなりしつこく追ってきて、応じるまで解放してくれない事がほとんどです。
1番の理由は、判例(過去の裁判の先例)が、総合的に見て職務質問の必要性や犯罪の抑止に繋がっている事などを認めていているという事です。そして強制的な捜査の一歩手前までの実力的行使を幅広く許容していて、違法ではないとしているです。
言い換えると、質問している最中に立ち去ろうとしたり無視したりする人を怪しいと判断すれば、軽く接触して逃げるのを阻止したり、追いかけるのは、違法ではないんです!
つまりよほどの事がない限り、警察官の方に分があるという事になりますね・・・
実際に多い職務質問されるケース!
- 暗くなってからの無灯火運転
- 防犯登録してない自転車を運転している
という場合だと、ほぼ確実に止められると思って良いでしょう。
コレも盗難の可能性があると判断されるので、多少ハンドルを握って逃げれないようにしたり、目の前に立って退路を防ぐ程度の行為は、普通にやってきます。
中には走り出そうとした瞬間にカゴを掴まれて、転倒してケガをしたというケースもありますが、例えこの警察官を訴えたとしても、勝つのは先ほどの理由があるので難しいと言えます・・・
うーーん、こうやって見てみると立場が弱いですね〜
余談ですが、過去に大きな事件があったエリアでは、声掛けが厳しくなっていたりします。秋葉原なんかは分かりやすいですよね・・^^;
具体的には、
- やたらとデカいバッグを持ち歩いている
- 迷彩柄の服を着ている
などの基準があって、それに基づいて行っているという説もあります。
確かにそっち系の服装の人は、危険な所持品を持っている傾向にあるって言いますしね。。となると、そういう服装で外を歩いているワケなので、防犯面から見たら、ある意味仕方がないとも言えそうです。
まとめ
- 自宅に入る
- 自分から質問をする
- 警官から信用を得る
・弁護士でも職務質問は拒否出来ないし、余計に手間がかかる事もある
・現在の法律上ではある程度の実力行使は認められているため、事実上の拒否は困難と言える
という感じで、職務質問について色々と見てきましたが、結論としては、「うわ・・職質か!面倒くさいな・・」と感じても、警察官の言う通りにした方が、時間的にも精神的にも楽になるというケースが多いかなと思います。
職務質問は挙動が怪しい人以外にも、無差別的に行われる事もあるので、
- 「自分だけじゃないから我慢しよう」
- 「運が悪かった」
- 「まぁ国家権力に逆らってもしょうがない」
という風に捉えると、納得が行くかもしれません!
どうあがいても、国家権力に歯向かって良い事はないかなと思います。警官や職務質問の制度にイライラして1番損するのは自分ですからね・・・^^;
以上参考になればと思います。記事はコチラで終わりになりますが、何かありましたらコメント欄からお願いします^^
【あらゆるトラブルを避ける方法】
※道路工事の苦情はどこにいうべき!?効果的な3つの対策
※隣人がうるさい!戸建ての場合にすべき3つの行動とは?←人気記事
まるでわかってませんね。
任意なので動画を撮ってお断りしますと言って普通にその場を立ち去ろうとしてくだい。行かせないように妨害してきたらその時点で越権行為です。
捜査令状持って来たら素直に応じましょう。
時間が有るときは自分はそうしてます。
自分は何もやましいことはしてないからです。
そのあと警察官の上司に動画を見せて謝罪させましょう。
その際録音は必ずします。
対応が悪ければ動画を共有サイトにupですね。
民主国家で良く見る職務質問は大体が違法な行為です。
>たまちゃんさん
コメントありがとうございます。
なかなか詳しいですね・・^^;
よく職務質問されるという事なんでしょうか?
動画だけでなく謝罪の際の録音までされているとは、なかなかの強者ですね・・^^;
ちょっと小心者の僕には真似できそうにないですが(笑)
質問なのですが、動画を共有サイトに上げるのは著作権的に大丈夫なのでしょうか?
>Kazさん
コメントと質問、ありがとうございます!
まずそのアップロードする動画が「どのような動画なのか?」にもよりますが、
気にしていただきたいのは、『著作権』、『肖像権』になります。
まず著作権についてですが、
他の人の著作物を勝手にアップロードすると違法になってしまうので、控えるようにしてください。
具体的な著作物とは、例えば、
・映像
・音楽
・画像
・写真
などになります。
これらは権利を持っている人の許可が必要になったりします。
またオリジナル動画や写真の場合でも、今度は『肖像権』という存在も忘れては行けません。
写真や動画に写っている人はそれを拒否する権利を持っているからですね。。
そして一口に『共有サイト』と言ってもニコニコ動画やYoutubeのように色んな種類のサイトがありますが、
それぞれ独自のガイドラインを設けていたりしますので、そちらもあわせてよく確認されることをオススメします!
著作物、肖像権をクリアするのは気をつけていれば、そこまで難しくないと思いますので、意識してみてください^^
それでは!
わかサラ
数年前、一時停止違反容疑で止められました。
その時はバイクで検挙数を稼ごうと待ち伏せしていました。
で、私は停止していました。
任意なので、一定時間以上の拘束はできないので、警官が窓に来た時点で、現在時間をお互いに聞こえる形で確認。
止められ、職質で、一時停止してなかったといわれたが、私はしていたと反論。免許の提示を求められましたので、提示(見せるだけ、提出しません。提出の義務は無いので)。
渡してくれといわれても義務がないと主張。
その後一時停止してなかったと説明するも、証拠となるスピード測定等無いので、こちらの車のメーターが、0になっていることを確認していると主張。
そのうえで、職質している警官の名前と、部署を確認。警察の注意喚起義務についてふれ、もしあそこで、一時停止違反が多発していると知った上で、姿を見せて注意喚起せず、待ち伏せして、違反を待っていたのであれば、義務違反になり、問題であることを告げると、注意だけで無罪放免でした。
>あああああ!
コメントありがとうございます!
詳しい体験レポートをありがとうございます。
なるほどです、状況を把握していたにも関わらず待ち伏せして違反切符を切ろうとしていたんですね・・^^;
確かにそういう時期になると「点数稼ぎ」の明らかに不自然な待ち伏せは、色んな場所に見受けられますよね。。
職務質問ならまだしも、点数を切られると色々と厳しいですよね。
無罪放免になったようで何よりです!対応方法、参考になりました。ありがとうございます!^^